手続き
こどもNISAと未成年口座は何が違う?誰の口座で、どう関係する?
PR:本ページには広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
このページの答え
未成年口座は子ども名義の証券口座全体、こどもNISAはその中に作る非課税枠です。
今すること
- 子どもの未成年口座がすでにあるか確認する
- 口座がある会社で、こどもNISAの申込方法を確認する
注意
未成年口座があっても、こどもNISAは自動で開設されません。親のNISA口座とも別です。
未成年口座とこどもNISA口座の関係
口座の関係
- 未成年口座(こども口座):証券会社が18歳未満向けに用意する、子ども名義の総合口座です。親権者等が法定代理人として申し込み、管理します。そのままでは売却益や分配金に税金がかかる課税口座(特定口座・一般口座)です。
- こどもNISA口座:2027年1月開始予定の非課税制度で使う口座です。子ども名義で、未成年口座を持つ証券会社に設けます。買った投資信託の利益が非課税になる代わりに、商品・買い方・引き出しに制限があります。
- 親のNISA口座:親名義の別の口座です。子どもの分を親のNISAで買うと、それは親の資産と親の枠の利用になります。
この記事で扱う4社(SBI・松井・楽天・マネックス)の未成年口座は、いずれも親権者が同じ証券会社に口座を持っていることが条件です。親の口座がない場合の順番は「親が口座を持っていないとき」で説明しています。
未成年口座(課税口座)とこどもNISA口座の6つの違い
| 項目 | 未成年口座(課税口座) | こどもNISA口座 |
|---|---|---|
| 名義 | 子ども名義。親権者等が代理で申込・管理 | 子ども名義。親権者等が管理し、申込は未成年口座とは別に必要 |
| 税金 | 売却益・分配金に課税 | 非課税(年間60万円、非課税保有限度額600万円) |
| 商品 | 会社ごとの取扱商品。未成年口座では制限される取引もある | つみたて投資枠の対象となる投資信託のみ |
| 買い方 | 一括買付も積立も可 | 定時・定額の積立のみ |
| 引き出し | 売却して出金できる(各社の未成年口座のルールに従う) | 原則制限あり。12歳以降(中学校入学の年以降)は、使い道が子どものためであることと本人の同意を示す書面を添えて、親権者等が申出書を出せば払出し可。それより前は災害等に限る |
| 18歳以降 | 成年の口座に切り替わる | 成年向けNISAのつみたて投資枠へ移行 |
制度の内容は2026年度税制改正で決まったもので、枠組みは金融庁の税制改正解説(アクセスFSA 2026年2月号、PDF)、払出しの区分は大和総研のレポート、口座の前提は楽天証券の公式解説で確認しています。払出しの必要書類は、制度開始までに各社から実務上の案内が出る見込みです。
「誰の口座?」名義と管理者の考え方
未成年口座もこどもNISA口座も、名義は子ども本人です。親が自分のNISAの一部として子どもの分を買うのではなく、子どもの財産として子ども名義の口座で運用します。
一方で、申込・積立設定・入金といった手続きをするのは親権者等です。父母どちらの口座に紐づけるかは、積立の管理を続けやすい人で決めるのが実務的です。証券会社によって、親権者の変更や別居時の扱いが異なるため、離婚・単身赴任などの事情がある場合は先に条件を確認します。
子ども名義の口座に入れたお金は子どもの財産です。親や祖父母が資金を出す場合、贈与の扱い(年間110万円の基礎控除など)を確認してから入金しましょう。こどもNISAの年間投資枠60万円と贈与の非課税枠は別の話です。
未成年口座がすでにある場合の準備
未成年口座(旧ジュニアNISA用の口座を含む)を持っている場合、新しく未成年口座を作る必要はなく、こどもNISAの申込を追加する形になります。ただし、申込は自動では進みません。
- 未成年口座がある証券会社で、こどもNISAの受付予定と申込方法を確認する
- 住所・親権者・マイナンバーの届出など、登録情報が最新か確認する
- 案内に従ってこどもNISAを申し込み、必要書類があれば提出する
松井証券は2026年10月1日から予約受付を予定しており、未成年口座の有無で手続きが分かれます。詳細は松井証券の公式案内をご確認ください。
別の証券会社でこどもNISAを始めたい場合は、その会社で親の口座から作り直す必要があります。乗り換えの手間と、今の会社の商品・積立方法を比べてから決めましょう。
未成年口座がない場合の準備
未成年口座がなければ、親の口座と子どもの未成年口座を先に用意します。証券会社によっては、こどもNISAの受付時に未成年口座と同時に申し込めます。
- 親が口座を持つ証券会社、または希望する商品・入金方法に合う証券会社を選ぶ
- 親の総合口座がなければ先に開設する
- 子どもの未成年口座を申し込む(同居・別居などで必要書類が変わる)
- 各社の案内する時期と方法で、こどもNISAを申し込む
開設先の選び方は「こどもNISAはどこで開設する?」、書類の確認点は「口座開設に必要な書類」にまとめています。
未成年口座を先に作っても、課税口座で急いで商品を買う必要はありません。非課税で積み立てたいなら、こどもNISAの受付を待って申し込みます。口座の準備だけ先に済ませ、買付は制度開始後に始める、という進め方で問題ありません。
よくある質問
- 未成年口座だけでも投資はできる?
- できます。ただし課税口座なので、売却益や分配金には税金がかかり、こどもNISAの非課税は受けられません。制度開始前に急いで課税口座で買う必要はなく、口座の準備と買付は分けて考えましょう。
- 親のNISA枠と子どものこどもNISA枠は別?
- 別です。こどもNISAは子ども名義の口座に設けられる枠で、親のNISAの年間投資枠や非課税保有限度額とは合算されません。ただし子どもの口座への入金は子どもへの資金移動になるため、贈与の扱いは事前に確認してください。
- 未成年口座がすでにあれば、こどもNISAは自動で使える?
- いいえ。こどもNISAの申込は未成年口座とは別に必要です。未成年口座がある証券会社で申し込むのが基本で、受付時期や申込方法は各社の案内に従ってください。
本記事の内容は2026年9月7日時点の公表情報に基づきます。制度の詳細は変更される場合があるため、 申込前に各金融機関の公式ページをご確認ください。記事内のリンクには広告を含みます。